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心を鎮めるためではなく、情動をかき立てて本気を引き出し、溜め込んだ抑圧感情を思い切り解放して発散させるために「呼吸法」を行い、それがアーサナ(ヨガのポーズ)にどう影響を与えるのかを体験するクラス。

ヨガの呼吸法は、カパラバティなど一部の呼吸法を除いて「情動を鎮めるため」に行われることが多く、確かにこれがヨガ本来のゴール、最終的なゴールへと導く王道ではあります。

でも、(恐らく)ヨガが開発された当時よりも、はるかに思い通りに物事が進んで当然という先入観が強くなり、決死の覚悟で何かに取り組む機会が皆無の現代人にとって、心を鎮めるその前に、とある１ステップが不可欠だと、30余年ほど呼吸法を鍛錬してみて綿本彰は結論付けました。

心を鎮めてヨガの王道に至る前に、呼吸を使ってむしろ情動を掻き立て、本気を引き出して自分の心を一致団結させて、溜めに溜め込んだ抑圧感情を思い切り発散させるステップが必要だと考えたのです。

このクラスでは、冒頭にそんなお話しをちらりとご紹介しつつ、イメージと呼吸法を使って3種の情動を掻き立て、数少ないアーサナでその効果や意味合いをみっちり確認しつつ、その後に訪れる自然な静寂を堪能していきます。

アーサナに限界を感じている人、ストレスでぱんぱんになっている人、何事にも本気を出せない人、たまたま同時間に興味深いクラスがない人など、理由はともかく体験して損はないと思いますこのクラス。

自分を解き放つ心の準備だけしてお越しください。